意志力のみなもと


 人間として生まれたからには、わたしたちはその人生を通して良いことも悪いことも両方経験しなければなりません。経済的もしくは社会的背景が人それぞれ違っても、人生の危機は誰でも経験することです。人間にとって苦しみは常に存在するものです。大きくても小さくても問題は次から次へと起こります。自分の望みが叶わないこともあれば、愛する人や物との別れが訪れることもあります。こういった人生における不運な出来事を経験することによって、わたしたちは苦悩したり失望したりするのです。

 ドラッグやアルコール、ギャンブルなどで悲しみを一時的に忘れようとする人々がこの世には存在します。しかしながら、これは問題を解決するための正しい方法ではありません。何度も繰り返し不運が訪れるということは、不屈の精神に欠けていることを意味します。そのため同じ苦しみを常に味わうことになるのです。人間は困難から逃れることはできません。したがって、わたしたちは失望や絶望に負けない強い精神力を持たなければなりません。瞑想は鉄のような意志を養い、わたしたちの精神力が低下したときに大変役立つものです。
 瞑想をして内なるしあわせを感じることができると、わたしたちは精神的に強くなります。この不屈の精神は、わたしたち自身の内側にある清らかさをみなもととする叡智によるものです。常にこころを静め、身体の中心に意識を集中させることができれば、わたしたちは内なる覚醒を経験することができます。生の真理をしっかりと理解すれば、その結果、自分の行いを改善することができます。苦しみ、悲しみ、恨み、そして後悔を感じることなく、清らかな言動や思考とともに生活するすることができるようになるでしょう。したがって、自分の身体の中心に意識を集中させれば、自分の苦悩に集中していたときよりも喜びを感じることができます。不安がこころに影を落とすと、わたしたちは苦しみから逃れることはできません。そのような負の感情に集中するということは、自らそれを呼び起こすのと同じです。反対に自分の内にある水晶球に意識を集中させれば、わたしたちはすべての物事から解放され、充実感だけを感じることができます。

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