人類共通の目標#2



 人類は異なる人種、言葉、宗教、文化、伝統を持った生き物ですが、真の幸せと人生の意味を、常に追い求めるという点では一致しています。これは賞賛すべきことです。しかし、一体、平和と幸福とはどんなものなのでしょうか? また、どこからやってくるのでしょうか? 私達がこういった疑問に答えられない限り、平和や幸せを手に入れることはできません。その答えを見つけることができない私達は、自分達の叡智や洞察に基づいて、この大望を追い続けています。しかしながら、私達の叡智が完全に発達したものでなければ、この追求は成り行き任せで、秩序を欠いたものとなり、私達が追い求める平和の実現は、でたらめのものとなってしまいます。目標を完全に理解していないということは、石の中に水を探したり、砂漠の中で魚を追い求めるようなものです。

 各国のリーダーたちによる国際会議や賞の授与、地域のプロジェクトなどの平和への努力が、ある程度平和な世界を築くことにつながる一方、全ての人々が内なる平安を獲得しなければ、真の平和は起こりません。これを手に入れることができた人こそが、最も名誉ある平和賞に値する真の英雄なのです。各国のリーダーたちが瞑想を行うことで、内なる平安を経験し理解することができれば、この世界は、より平和なものへと変わることができるのです。

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