平和のための教え#1

 私達が暮らす国際社会には、さまざまな信仰に救いを求める人々がいます。多くの場合、宗教の創立者達は、それが仏教、キリスト教、イスラム教、ヒンズー教、シーク教、或いは他の宗教であろうと、自分達の仲間である人類を慈しむことを教えます。他人を利用したり、殺めたり、騙したり、傷つけたりし続ければ、これは宗教の教えに反することになります。平和の追求という宗教の教えに従わないことになるのです。 歴史を通して、人類を分裂させるための道具として、宗教を使ってきた者達もいます。こういった人々は、自分達と異なる信念を持つ者は倒すべき敵である、という誤った考えを持っています。彼等は間違った解釈を広め、宗教の違いは、調和のある生活を不可能にすると宣言します。自分たちの宗教を愛するのならば、そのもととなる教えを学ばなくてはいけません。仏教徒は、お釈迦様の最初の教えを学ばなければなりません。キリスト教徒、ユダヤ教徒、イスラム教徒も、それぞれの宗教のもとの教えを学ぶ必要があります。そうすれば、自分達の宗教の真のメッセージは、慈しみの心を持ち、全ての生きとし生けるものに敬意を表し、これを日々の生活で正しく実行することであると気づくでしょう。私達一人ひとりがこれを行えば、悲しみへの道を閉ざし、喜びと天国へと続く扉を開けることができます。自分達の仲間を慈しむのであれば、他人を殺めたり、傷つけたりするのではなく、互いに平和に暮らせるよう努力しなくてはなりません。

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