瞑想実践者が行うべき一〇箇条

 より良い瞑想体験を得るためには、毎日自分の瞑想を振り返ることが必要です。日々自分の瞑想が上手くいったりいかなかったりした原因について考えることが大切です。十分な睡眠や短時間の運動が功を奏し良い瞑想体験を得られる日もあれば、仕事のストレスから緊張が取れずお粗末な瞑想に終わる日もあるでしょう。自分の日常的な行動が瞑想に及ぼす影響を観察することで原因を知り、良い瞑想につながる行動を実践することが大切です。
 そこで、朝起きてから夜寝るまで、日常生活において瞑想実践者が行うべき一〇の事柄をここに提案したいと思います。この一〇箇条に従うと、常に爽やかでリラックスした気持ちを維持することができます。また、瞑想する時間になると、自然とこころが静まるようになります。
 瞑想実践者が行うべき一〇箇条
1. 目が覚めたらすぐに身体の中心に意識を集中させましょう。
2. 起きたら自分が今生きていることに感謝し、いつかは死を迎えるということも忘れないようにしましょう。世界中すべて  の生きとし生けるものに愛と優しさを広めましょう。
3. 一日を通して身体の中心にある瞑想の対象物と自分はつながっていると感じましょう。
4. 一時間に一回、一分間だけこころを静め、身体の中心にある瞑想の対象物に集中しましょう。
5. 一日中どんなことをしているときにも瞑想の対象物を思うようにしましょう。
6. 微笑みながら親しみのこもった口調で話し、世界をより良い場所に変えましょう。
7. 他人や自分の長所を見つけるようにしましょう。他人の長所を褒め、自分も人から褒めてもらえる人間になりましょう。
8. 瞑想体験は毎日日記に書き留めるようにしましょう。
9. 就寝前にその日一日自分が行った善行を思い出しましょう。
10. 自分の意識を身体の中心に集めてから眠りにつくようにしましょう。
 上記、瞑想を学ぶ人々が実践すべき一〇の事柄は、その内容によって三つのグループに分けることができます。第一のグループ(1、3、4、5、10)は身体の中心に意識を据える練習です。日々どんなことをしているときにも常に身体の中心、すなわちおへそから指の幅二本分上にあるポイントに精神を集中させてください。水晶球やダイヤモンド、あるいは太陽、月、星など瞑想の対象物に自分のこころを慣らすようにしましょう。
 たとえ瞑想していないときでも、常にリラックスして瞑想の対象物をイメージするようにしましょう。これは無理矢理行ってはいけません。また、何か起きるのを期待してはいけません。瞑想の対象物がはっきり見えても見えなくても構いません。これは自分の意識を身体の中心に集中させる訓練です。最終的には、目を閉じると自分のこころを簡単にその位置に据えることができるようになります。一日中練習すれば、目を閉じる度にすぐに意識を集中させることができるようになるでしょう。わたしたちのこころは容易に、しかも穏やかに静まるようになります。
 第二のグループ(2、6、7、9)は、わたしたちのこころに活力を与えるため前向きな事柄や徳に精神を集中させることを目的としています。徳には、すべての生きとし生けるものに愛や優しさを広めること、明るく微笑み前向きな口調で話すこと、他人や自分の長所を認め褒めること、日々自分の善行を思い出すことなどが含まれます。日常的に徳を修めることができるようになると、わたしたちのこころに明るさや輝きが生まれます。そのため、つまらないことでイライラすることはなくなります。結果として、瞑想の際、簡単にこころを静めることができるようになります。
 第三のグループ(8)は瞑想体験の記録です。満足できてもできなくても、瞑想体験を記録することでわたしたちはその原因を突き止めることができます。瞑想をした日もしなかった日も日記にその記録を残しましょう。そうすることで自分の瞑想の進歩を見ることができます。その日記は自分の瞑想の教科書として使用しましょう。

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