平和と戦争の原点となる精神#2


 人類の歴史を通して、私達は常に戦ってきました。それは第一次世界大戦、第二次世界大戦といった大きなものから、市民戦争、または、個人間での争いといった小規模なものまでさまざまです。人類が戦いを止めたことはありません。夜寝ている間にも、まだ太陽が輝いている世界の反対側では、国家と個人の間で、絶え間ない紛争が続いています。こちらが陽の光を浴びている間、その反対側の世界は闇に包まれ、終わることのない殺りくや暴力は、ただ場所を変えて続いています。
 このような終わりの見えない戦争や闘争は、人々の混乱し誤った考えによって引き起こされています。例えば、戦争を引き起こした者たちは、平和を築くために戦っているのだと言うでしょう。しかしながら実際は、戦争は身体的、精神的なダメージをもたらし、苦しみや死を生むだけです。戦争が平和をもたらすと唱えることは、火を消す一番の方法を、バケツに入ったガソリンを浴びせることだと言うようなものです。戦争は戦う者たちの敵意や憎しみをあおり、残虐行為を拡大させるだけです。平和の可能性は、私達の手の届かないところへ行ってしまうでしょう。 世界が争うことで、私達に恒久の平和が訪れることはありません。勝利はいつか敗北に変わります。征服された者は、負けを認める代わりに、怒りや復讐心を心に留めることでしょう。互いに抱いた不信感や憎しみにより、戦争が終わった後でさえも、征服者と被征服者は苦難から逃れることはできず、両者共にその敵意からもたらされた結末に、何世代にも渡り悩まされることでしょう。

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